【ゲストへのご挨拶】
広島駅からバスで90分程かかる田舎にカナダとスイスから二組。さらに、コロナの影響でキャンセルになりましたがオーストラリア、アメリカ、中国からの予約、問い合わせもありました。インバウンド経験も英語の会話力の自信もゼロ、あるのは地元の自然を愛する情熱。田舎インバウンドの奇跡と軌跡をお教えします!
広島県と島根県の境に邑南町はあります。広島駅からの直通バス(石見銀山行き)は、1日2本。お隣の北広島町の大朝駅に止まるバスはもっとありますが、国内の観光客の方をお迎えするにもアクセスの不便さは大きな問題です。
世界遺産でもあれば状況は違ってくると思いますが、世界に知られた有名な観光資源もない田舎に訪日外国人を呼ぶことができるのか?
インバウンド経験はゼロ、予算もゼロ、英語の会話力の自信もゼロ、たくさんのゼロがあっても、田舎インバウンドの可能性はゼロではないはず、と一歩を踏み出したことから奇跡は起こります。
邑南町の玄関口でもある「道の駅」をスタート(弁当購入)し、訪日外国人観光客のゲストの方と同じような体験をして頂きながら、田舎インバウンドの為に自分が行っていること、ゲストの方の反応など、自身の経験をお教えします。
『田舎インバウンドに興味を思ったきっかけは?』
外国人実習生を町内のスーパーに買い物に連れていく機会があり、その時、何気ない風景に感動している実習生の姿を見て、『当たり前の風景も外国人からみると特別である』と実感し、インスタグラムで邑南町の自然を発信し始め、邑南町の自然の美しさを再発見したことがきっかけです。
予算はゼロと言っても、写真撮影するために移動は必要で、ガソリン代はかかりますが、写真撮影に掛かるお金は予算ではなく趣味の範疇と考えています。
『田舎インバウンドを始めようと思ったのは?』
世界遺産のある広島に多くの訪日外国人観光客が訪れている記事を読みました。
2018年に広島県を訪れた訪日外国人の数は、およそ275万人です。
「そのうちの0.001%でも邑南町に来て頂けたら」
「一組の外国人を呼べるまであきらめない」
0.0001%。
数値は限りなくゼロに近い目標数値ですが、ハードルは相当高く、初年度のインバウンドがゼロ、その後も歳は増えるのに、インバウンドは永遠にゼロの方が可能性は大だと思いつつも『Airbnb』にて2019年6月にインバウンド体験をアップしました。
奇跡は1か月も経たないうちに舞い降りました。
カナダのご家族から予約を頂き、そして、素晴らしいレビューを残して頂けました。
そのレビューのお陰もあり10月にスイスの方から開催リクエストを頂き、体験を実施。
その後、オーストラリアからの開催リクエストを頂きましたが、3人の定員に対し5名を希望され断念。
3月以降もオーストラリア、アメリカ、中国からのリクエスト、問い合わせを頂きましたが、
コロナによりキャンセルとなりました。
*広島からバスで90分程かかり、外国には知られていない町に何故、来て頂けたのか?
*インバウンドにより地域にどんな変化があったか?
*英語が得意でもない自分が外国人を迎えるにあたりどのような準備をしているのか?
*訪日外国人がどんなことに興味を持ち、どんなことに興味を示さなかったのか?
同じ体験コースに申し込まれたカナダとスイスの方々は、それぞれ楽しみ方が違いました。
最初のカナダからのゲスト方との経験を踏まえ、
さらに魅力ある体験にするには?
と、2組目のスイスからのゲストの方には事前にさまざまな提案をしています。
インバウンドを経験して思いついた言葉があります。
イン→入る=外国人の方々
バウンド=跳ねる→周りに広がる効果
自分以外の地元の方との交流の場を設け、好評でした。
例えば、トイレ休憩も交流の場になりました(詳しくは体験時に)♪
コロナの影響でキャンセルになりましたが、
友人宅での弁当ランチを企画し、近所の方々にも声を掛け一品なにか家庭の味をお願いしたところ、
地元の方々は、何を作ろうか、とワクワクされていました。
この体験に参加すれば、『インバウンドが実現、成功するとは断言できません』、
しかしながら、田舎インバウンドのヒントは得て頂けると思います。
邑南町は「A級グルメ」構想で全国でもご存知の方がいると思いますが、
私が企画する田舎インバウンドにおいて「A級グルメ」には一切触れていません。
皆さんの田舎には何がありますか?
世界遺産がなくても、我が町と同じように神社、お寺、自然、そして、人々の生活があります。
有名観光地から遠くアクセスの悪い田舎だけどインバウンドの可能性を模索されている方、
インバウンドで地域活性の可能性を模索されている方、
地域の魅力を再発見し
田舎インバウンドのヒントになり、多くの地方が活性化し元気になれば、と思います。
【料金に含まれるもの】
オリジナルのインバウンド用フォトブック