1周年企画④愛されるオンラインスナックの作り方<後編>

2021/4/29(木)

宮城からこんばんは。まゆまゆです。さて昨日、本日と1周年限定企画のオンラインスナックを開催しました。おかげ様で4/28、4/29共に満員御礼!ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました^^

約1年前からお付き合いのある方から、初めてのオンラインスナックの方まで、皆さんそれぞれのバックグラウンドが違うからこそ、色々なお話ができました。

ちなみに、こちらは4月28日の時の写真です。

普段はその場の時間を楽しんで頂けたらいいなと思うので写真は撮らないのですが、あまりに華やかなので思わずパシャリッ!!

Zoomだとバストアップになってしまいあまり見えないのですが・・・今回は1周年記念ということで浴衣で参加♪

イタリア、関東、東北をつないで、しかもノリでなぜかゲストさんもコスプレ&ドレスアップという、女子会な雰囲気でわいわい。

この2日間では、TABICAでホストの方も半分くらい遊びに来て下さいました。

▼カノンはじめさん

【オンライン体験】雑談しながらパステルでポートレートをお描きします

https://tabica.jp/travels/30552

▼ぴっこらイタリアさん

リニューアル!【イタリア】ミラノ王道スポットとナビリオ骨董市散策

https://tabica.jp/travels/23914

▼うっちーさん

フルート吹きコスプレイヤーと話せる!【オンラインBAR】

https://tabica.jp/travels/22413

▼まめねこさん

【里山をきれいにしよう!】楽しくて美味しい竹筒クッキング!

https://tabica.jp/travels/24686

ということで、改めて1年を振り返る最終回「愛されるオンラインスナックの作り方<後編>」をお届けしたいと思います。

TABICAやオンラインスナックをはじめて、正直、「人生が変わった」と思っています。

これは、誇張ではなく、本当に。

【Before TABICA】

自分は何もできないと思っていました。親の会議で宮城の田舎に戻ってきて、コロナで家に引きこもり。

仕事も、在宅に変わったことで、「まゆまゆさんに渡す仕事がない」と言われたことがショックで自信も喪失していました。

場所や勤務形態が変わることで、営業のような仕事はできなくなり、自分の存在価値が問われる日々。

私は何がやりたいんだろう。私にできることはあるのか。

好きなことが趣味のような副業になるとも思ってもみませんでした。

そんな中、飲むのが好き×人の話を聴くのが好き!という単純に好きという気持ちで始めたら・・・

【After TABICA】

毎日楽しくて仕方ありませんでした(笑)

自分の好き、得意なことをやって、少しお小遣いがもらえる(笑)

これ、最高じゃないかと!

そして、自分が楽しいことをすれば、それが誰かの楽しいにつながる。誰かが喜んでくれる。

そこに付加価値が生まれる。体験料を払って頂ける。そして、もっと楽しんでもらえる新しい企画を作りたくなる。

そんな素敵な感情と経済の好循環が生まれ始めました。

自分らしく自由に色々な企画が実施できるのがすごく楽しい。

改めて振り返ってみて、TABICAを始めて得たものとして大きく3つあります。


①自分らしく働くための「自信」

親の介護で宮城にUターンし、親の世話であくせくしていた頃、正直、自分に価値がないのだろうか・・・と自分の存在意義さえも揺らぐ時期でした。TABICAの企画を考えたり、体験を実施したいから、普段の仕事も効率よく片付けようとすることで、

仕事にもいい影響が出てきて、なぜか、やりたい仕事が勝手に回ってくるようになりました。

ところが、TABICAをはじめたことで、のびのびとアイディアを形にしてみたり、自分が今いる場所で、できることを続けてみたことで、自分に自信がついて、本業や他の副業などでも、「自分らしさ」を大切にして働こうと思えるようになりました。

実は、TABICAではゲストさんの方から、丁寧だね・・・と言われるのですが、本業ではあまりその丁寧さがポジティブな評価ではありませんでした。

結構人の様子などを敏感に感じ取ってしまい仕事でも気にしすぎとよく言われたのが、オンラインスナックだと、ゲストさんの様子や雰囲気をすぐに察知できるので、満足度やフォローすぐにできることが分かりました。

どうやら、自分が苦手かもしれない、他の場では評価されなかったことが、TABICAではめちゃくちゃ活かすことができていて、自分がそれをやっていて楽しい!

自分のスタイルや価値観、大事にしたいことを大切にしながら活動が出来るのがTABICAという場でした。

結果、マイペースなりに継続して開催したことで、今日まで年間で129回実施することができ、年初には2020年度のMVPオンライン体験賞も受賞することができました。

まさか、私が頂けるとはおもってもみなかったので、すごく嬉しかったです。

どんな場所にいても、どんな環境でも、どうやって置かれた場所で咲くか。

まさに「オンライン体験」は私にとっての救世主。自分らしく働くためのの第一歩だったように思います。

②スキでつながる人のつながり

そして何より来てくださるゲストさんや、続けていくことで繋がったホスト仲間さんが素敵すぎる。

ゲストさんもTABICAの客層はいいと言ってくださるのですが、「スキ」でつながっているからこそ、なんだかすぐに仲良くなれてしまいます。

日本全国だけではなく、世界中に住んでいるとつながることができる。これがオンラインスナックをやってみての面白さだと思います。

③本質思考

実はオンラインスナックや、それ以外にもやっているオンライン旅行などの企画を考える時に、ついやってしまいがちな落とし穴があります。

それは、テクニカルなツールに気を取られてしまうこと。

もちろん、リアル体験との大きな違いですが、体験の本質は、チャットや画面共有をどう使うかではなく、オンラインでも、その「体験」の本質をどう再現できるかではないかということに気が付きました。

オンラインスナックって、つまり何?ゲストさんは何が得られたら、スナックに来た感じを感じてもらえる?みんなで飲んでいるような楽しさを感じてもらえるか?

最初はただ飲みたい、楽しみたいでやっていたのですが、だんだんと「本質」を考えるような癖ができました。

この体験の「本質=その体験で得られるエッセンス」のポイントをはずさなければ、オンラインでどんな企画をしても楽しんで帰ってもらうことができます。

例えば「スナックに行く」の中にはどんな要素があるか。

・仕事の後ふらっと好きな時に立ち寄れる

(申し込みも当日1時間前までOK、ゆる~くですが、定期的にあけている、気軽に申し込める料金設定)

・バーのカウンターで居合わせた人と話すように・・・普段で会わない人とも話せる

(友達のみではなく、誰が来るか分からない面白さ)

・初対面の人同士でもママが話しやすい雰囲気を作る

(自己紹介や1人の人だけが話さないように話を振りながら進行する)

・愚痴や普段のうっぷん、モヤモヤをすっきりさせて明日も元気に頑張ろうと思う

(聞き役を全面に出す)

・気を使わず楽しめる、ゆるりと楽しんでもらう

(ママ自身も気合を入れすぎないでゆるゆるいく)

このエッセンスを、オンラインでは、主に「視覚」と「聴覚」の感覚に訴えるように、体験を構成したり、進行していきます。

オンラインという制限された「環境」だからこそ、より本質をブラさないようにすれば、クリエイティブに、イノベーティブにも考えるきっかけになります。

常に、このオンライン体験の本質は?と考えるようになったことで、普段の仕事でも一段深く考えるようになりました。

結果的に、TABICAをはじめたことで、他の仕事や自分の思考の深化やスキルアップへの相乗効果もあったなと思います。

「スキ」が「付加価値」になっていく時代へ

昨年の今頃が一番オンラインスナックブームでしたが、緊急事態宣言が落ち着いた後、少しずつ下火になった時期がありました。

それでもゆるゆると続けてることで、こうして1年も続けることができました。

そして、人との交流をする場の雰囲気は保ちつつ、新しいブームに乗っかって、オンライン旅行も始めたり、ゲストさんからのリクエストで体験を作ってみたりしながら、少しずつ形を変えたり、自分の中にある「スキ」を形にして、誰かの「楽しい」や「役に立つ」ことを願った体験を実施して、TABICAをエンジョイしています。

TABICAを通じて、自分の中にある「スキ」を具現化して形にしたことで、大学の講義の1コマを担当させて頂いたりするなど、色々な仕事への可能性も広がりました。

「スキ」は他の人にとって付加価値を生み出すことができると思います。

TABICAの中には趣味としてやっている人、がっつりとお仕事的な形でやっている方、それぞれでいいと思います。

ただボランティアではなく、自分が提供する「価値」に対して「体験料を頂く」という経験は、ある意味ビジネス感覚を養うとてもいい機会だと思います。

私も本業に身を置きながらやっていますが、もしかしたら、スキを極めていったら、そこに新しい才能の種が埋まっているかもしれない。それが本業になってしまう可能性もあります。

また、それが人のニーズとあっていたら、時給や単価を自分で決められるようになるかもしれません。

体験に参加するゲスト側も楽しいですが、自分がホストで何かをやってみるというのも実は、その何倍も楽しいし、自分の可能性が広がると思います。

オンラインスナック、カフェ、お悩み相談などの雑談系は、具体的なコンテンツを作り込むわけではないので、始めるハードルは低いと思います。

自分らしい空間や世界観、価値観をベースに、誰かのために、おもてなししてみる。

そうすることで、今まで見えなかった景色や人との出会いがそこに広がっているかもしれません!

ということで、3回にわたり、「オンラインスナックの作り方」をお届けしつつ、オンラインスナックを入り口としてTABICAでのオンライン体験のホストをやってみての1年の学びを振り返ってみました。

これからはどんな企画をやっていこうか、ワクワクと考え中です。

TABICA2年目も、形を変えながら、自分らしく実施していきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします♪

おまけ:初めての確定申告をしたのですが、TABICAのオンラインツアーの写真撮影や取材した分を経費で計上しました。

旅やお出かけ、好きなカフェ巡りが、必要経費となるのは、最高じゃないかと思いました。大好きな旅が仕事になる!!を実感した瞬間でした(笑)

直近は、明日4/30(金)20:00~南アフリカの時間旅行&留学体験を開催予定です。

まだ少しお席がありますので、よろしければ、タイムスリップするような新感覚を味わってみてくださいね。


それでは、また!


まゆまゆ

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