泉鏡花著「夜釣り」

2021/1/5(火)

泉鏡花著「夜釣り」

実に不思議な作品です。

無類の釣り好きの亭主が夜釣りに行くが、

行ったきり帰ってこない。

待てど暮らせど帰ってこない。

そうこうするうちに

幼子が不思議なことを言い出す。

ウナギが手桶の中にいるよ・・・。

ふと、見ると

ばちやり、ばちやり、と音がする。

ウナギが女房の蒼白い顔を熟じっと視る。

亭主はいったいどうなってしまったのか。

不思議な文章と相まって、

とても不気味なのです(;^_^A



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