【サントリー美術館に行ってきた】二度見! そしてホッコリ♪

2020/10/22(木)

この絵、なんかほっこりしません?


ワタクシは「ノートの落書きかよ!」なんて思ったんですが

実は、室町時代に刊行された絵入本『苅萱(かるかや)』に描かれている絵なんです。






この絵に出会ったのは、サントリー美術館で行われている『日本美術の裏の裏』展。


「解説がちょっと変わってて面白いよ」と教えていただき、早速行ってきました。

(展示してある作品は全て写真撮影OKでした♪)








先ほどの「苅萱(かるかや)」に話を戻しますと、解説にこうあります。


「日本にはウマイ・ヘタを超越した、愛すべき作風の絵が数多く残っています。

(中略)当館所蔵の「かるかや」は、一度見たら忘れられない、ジワジワと心を奪われる逸品です」


うん。

確かに心を奪われました(笑)


美術に関する知識が皆無なワタクシが日本美術に抱いているイメージは

「国宝」「高そう」「難解」「解説があるけど理解できず・・・」などなど。


でも「かるかや」の解説のように、ちょっと砕けた表現してもらえると

ワタクシのような初心者でも前のめりになる。

そして解説を読んだ後に「ヘタウマってなんだよ」って気持ちで出会ったのが、

1枚目の写真の絵。

絵入本を二度見して、ホッコリ。そして写真をパシャリ。



さらに、この展覧会で最もワタクシをスッキリさせてくれたのは、こんな解説。


「襖や屏風に描かれる風景は、しばしば春夏秋冬が盛り込まれます。

四季が同時に存在するなどあり得ない世界。

でも屏風を飾るだけで異空間を出現させることができるのです。

いわば『元祖 仮想現実』の世界です」


「屏風」って、結婚式やお寺とかでしか見ないし、

お寺などで見る屏風はすごく偉そうだし、なんて思っていました。

でも「元祖 VR」と言われると、

なるほど!と急に屏風が身近になり、当時の人たちの遊びごごろを垣間見れた気がします。

(美術知識が皆無すぎるワタクシだからかもしれませんが・・・)


もっともっと書きたいことがあるけど、

長くなりそうなので「その2」として書きます。


この展覧会の解説、面白かった♪

こういう文章が書けるといいなと思うし、

たくさんの子どもたちにも書いてもらいたいなぁと思います。


来週30日(金)の19時から「日記を書こう」を開催します。

オリジナルの「さくさくシート」を使って、

日記が楽しく、楽に書けるコツをお伝えします。

ご興味、お時間がありましたら是非。


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