ストーリーキューブスでオリジナル物語作り

2020/9/14(月)

さくさく作文で使用している「ストーリーキューブス」。



キューブを振って出た絵から、想像を膨らませて物語を作っていきます。

今回は4年生が2時間でオリジナル物語を作ってくれました。

使ったキューブがコチラ。


まずは、絵を見て5つの文章を作ってもらいました。

・二人の悪者がいました

・魔法でやっつけました

・夜の6時にやっつけました

・光でやっつけました

・悪者に向かいました


ここでワタクシから質問します。

Q:悪者の名前は?

Q:やっつけるのは誰?

Q:どんな悪いことをした?

Q:なんで夜6時?



先ほど作った5つの文章に質問の内容をプラスします。

で、できたのが・・・


・二人の悪者がいました。この2人は宇宙人で名前をジョンとジェーンと言います。

・優しい魔女が魔法でやっつけました。2人の苦手なものが違う。

 つえから星がたくさん飛び出てきました。

・夜の6時にやっつけました。ジョンとジェーンのすがたが見えないので、

 光で悪者がどこにいるか探しました。

・悪者を見つけると、そばに向かいました。

 マンションをこわす悪いことをしたからです。

・ジェーンがしているうで時計の裏には、悪いことができるビームがあります。


このように少しづつ肉付けしながら、構成を考えていきます。

これを繰り返し、そして2時間後に出来上がったのが、次の物語です。


↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


これは未来のお話です。

とある国に小さな町がありました。


「きゃーーー」

突然、おばあさんが落とし穴に落ちました。

おばあさんと助けようと子どもが近づくと、

その子どもも落とし穴に落ちました。

「なんでだ〜〜」

こっちでは、おじいさんが落とし穴に落ちてます。

人々が困っている声を聞いて、うれしくて大笑いしている男たちがいます。

この男たちは実は宇宙人で、ジョンとジェーンと言います。

2人は悪いことが楽しくて、人が困っている顔が好きです。

悪いことをするときは、人間のスーツを着て、帽子をかぶります。

この日は、こっそりと町中に落とし穴を作っていました。なんと30個もです。

落とし穴に、たくさんの人たちが困っていました。

その時です。空がキラリと光ました。

「あれはなんだ!?」

町の人たちが困っている声を聞いて、優しい魔女が大きな星に乗ってやってきたのです。

そして、穴に落ちた人たちを雲の上にのせて助けます。

「ありがとう。優しい魔女さん」


次の日は、雨が降りました。次の日も次の日も雨です。

街の人たちは、困った顔をしています。

なんと雨は1週間も続きました。

「雨がふりすぎると、畑がぐちゃぐちゃだよ」

「それは困った」

すると、また優しい魔女が大きな星に乗ってやってきました。

そして、魔女は傘の代わりに街をシャボン玉でバリアしました。

長く続いた大雨は止みました。

「ありがとう、魔女さん」


「雨が止んでしまった・・・」

それを見ていたジョンとジェーンは悔しがり、今度は町中の電線をジョキジョキ切りました。

バチン!

町中が停電してしまいました。

「わ、まっくらだ!」

「困ったなぁ」

ジョンとジェーンは

「イヒヒ」

と笑い合いました。


ジョンとジェーンが悪いことをするのは、地球がきれいでうらやましいからです。

だから、人々を困らせたいのです。


町の中はまっくらです。

優しい魔女は、つえから出したたくさんの星を町の人たちに渡しました。

星はピカピカ光って、町中が明るくなりました。

さらに星の力で、れいぞうこや電気が必要なおもちゃも使えるようになりました。

「また、あの2人のしわざね」


悪いことをたくらんでいるジョンとジェーンは今、バリアがある町の外にいます。

優しい魔女は、2人をこらしめるため探すことにしました。

「光よ、居場所を教えて」

すると、ジョンとジェーンの足跡が光り、居場所を見つけることができました。

魔女は走ってその場所に向かったので、なんと落とし穴に落ちてしまいました。

ジョンとジェーンは大きな落とし穴に落ちた魔女を見て、大笑いしました。

「ワハハ!」

「落ちた、落ちた!」

「そんなこと言っても意味ないわ」

魔女は魔法の杖から大きな星を出して、穴の中から脱出しました。

「悪いことしているのは、あなたたちね!もうゆるさい!」

ジョンとジェーンは

「つかまるもんか!」

と言って逃げました。

魔女は必死で追いかけました。

するとジェーンは、うで時計からビームを出して魔女に当てました。

「うわ、やめて〜〜」

魔女はしばらく気を失ってしまいました。

その間に、ジョンとジェーンは別の町に逃げました。

そして魔女が追って来られないように、マンションを壊して、道をふさぎました。


しばらくして、魔女は目が覚めました。

でもそこに、ジョンとジェーンの姿はありません。

そこで、魔法の杖を使って、居場所を探すことにしました。

「こっちね!」

魔女は大きな星に乗って、隣の町まで移動しました。

するとこわれたマンションで道がふさがれていました。

「なんとひどいことを。あの2人のしわざね!」

魔女は乗っている大きな星の高さをあげて、空を飛びました。

するとジョンとジェーンの姿を発見しました。

「見つけたわよ!」

魔女は、小さな星を出してひとふきすると、大きなシャボン玉になりました。

そのシャボン玉はジョンとジェーンに向かって飛んでいき、

2人をすっぽりと包んでしまいました。

「わ〜〜〜、何するんだ〜!」

「シャボン玉なんて、割ってやる!」

でも、シャボン玉は割れません。

魔女は2人が入ったシャボン玉をけとばしました。

シャボン玉はゴロゴロと転がります。

「目が回る〜〜〜」

「次は・・・雨!」

魔女がそう言うと、シャボン玉の中で大雨が降りました。

「冷たい、冷たい!」

「おぼれる・・・・ゴボゴボ・・・」

シャボン玉の中が水でいっぱいです。

次に魔女は、シャボン玉に向かって、たくさんの矢を打ちました。

シャボン玉は矢が刺さってボコボコです。

「痛いよ〜〜〜」

「まだ許さないわよ。これはあなたたちが町の人たちにやったのと同じようなことなのよ」

というと、ジョンとジェーンは「ごめんなさい」「もうしません」とあやまりました。

「もう地球から出ていきます!」

そう言うと、2人は地球からいなくなりました。

魔女は魔法の力を使ってマンションや切れた電線、そして30個の落とし穴をなおしました。

町が元通りになったお祝いに魔女は、大きな花火を打ち上げました。

町の人たちや星たちは、花火を見てニコニコ笑いました。

それを見た優しい魔女はとてもうれしくなりました。


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いかがですか!?

最初に5つの文章が、原稿用紙5枚以上の作品に仕上がりました。


さくさく作文教室では「ネタだし、構成、下書き」を通じて

楽しく楽に作文を書くコツを学んでいただこうと思っております。


ご興味ありましたら、コチラからよろしくお願いします。

https://tabica.jp/travels/23178?

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