南北に分断された町 ⁉ 神田紺屋町 ⁉

2020/9/14(月)

東京で同じ町名なのに、土地が繋がってなく分断された、不思議な町を皆さんご存知だろうか⁉

JR線、東京メトロ銀座線神田駅から、東側へ徒歩で約二分 行った所にある、千代田区神田紺屋町(かんだこんやちょう)は北側と南側に土地が分断されているのである。

何故か分断された間に、神田北乗物町(かんだきたのりものちょう)が存在するのである。

そもそも、この一帯の町名は複雑な名前が多く存在し、「丁名」の設定もない上に、街の面積も小さい。おそらく郵便や新聞配達など、配る家を探すのが、大変なエリアなのだろうと、思ってしまう。

千代田区の東側と新宿区の東側にはこのような町が多く存在する。

千代田区で言えば、神田美土代町(かんだみとしろちょう)、神田練塀町(かんだねりべいちょう)、神田美倉長(かんだみくらちょう)などになり、

新宿区で言えば、市谷鷹匠町(いちがやたかじょうまち)、市谷砂土原町(いちがやさどはらちょう)、箪笥町(たんすまち)、納戸町(なんどまち)などが、存在する。

そもそも、何故この様な町が存在するかと言えば、江戸時代の町名の名残で、多くの町が明治以降 地名を統一したり 丁名を付けて改名したりしてきたが、一部住人の反対などによって、江戸時代のままの町名を現在に残しているという事らしい(諸説あり)。

さて 話は元に戻るが、何故 神田紺屋町が、神田北乗物町を挟み、南北に分かれたかと言うと、それまで神田北乗物町の南部のみであった神田紺屋町の住民に対して、1719年に町の防火のために江戸幕府の命令で、一部分の住民が神田北乗物町の北部に移された事から、土地は分断され、南北に分かれる事になったからである(とは言うものの、南部と北部の距離はおおよそ50メートル程度である)。

東京の町名は実に奥が深いわけで・・・・😊。


私の感想/5段階

興奮度・・・・ ★★★★

やみつき度・・ ★★★★

満足度 ・・・・★★★★★


南北に分断された 千代田区神田紺屋町はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/WhfH0ItsRMI


千代田区神田紺屋町(南部)。そもそも面積が小さい上に南北に分断されている。丁名もなく さぞかし、郵便や新聞配達が大変であろう⁉

お洒落な看板😊。(南部)

レトロな建築物も存在する。(南部)

トタン屋根の錆びれ具合が時代を感じさせる、素敵だ。(南部)

神田紺屋町は神田北乗物町を挟み南北に分かれている。

お洒落なレストラン。(北部)

巨大なエアコン室外機二台。(北部)

この一帯の町は、全て面積が小さい。しかも町名が複雑。(北部)

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