惹かれるカタチ、カタチの探求、マチュピチュ展

2026/1/28(水)

実家のタンスから出てきたアンデス風シンボル





数年前のとある日、実家の掃除をしていたら母が学生時代に使っていた資料らしきものが大量に出てきました。

見た感じ古代メキシコ、アンデス文明のシンボルなんだろうなぁと想像はつきましたが、一つ一つのデザインについての詳細は分かりませんでした。


インコの羽


私の初詣はマチュピチュ展。年明け早々に行ってきました。入口を入ってすぐのところにあるインコの羽でできたこの作品。儀礼の場に飾られていたとか。青い羽は水と空。黄色は太陽と砂漠の砂を象徴。この鮮やかな作品に、最初から足止めされます。


アンデスのドラゴン


猫のような鳥のような蛇のようなカタチ。牙があって、尾もあって、くちばしもある。これはアンデスの3つの世界とつながっているそうです。動物を3種類くらい組み合わせると、なんとも面白いカタチをした生き物になりますね。私が日本のドラゴンを作るとしたら、鶴と亀と猫、かな。


アンデスの手洗いロボット?



こんなロボット、ありそうですよね。手洗いロボット。子供たちが手を洗わないと、この四足歩行のロボットがやってきて、「ちゃんと手を洗って、うがいして」って催促するんです。このピンクの縞模様。ユニクロのルームウェアにも似た感じのものがあったような・・・。


アンデスのジブリ?


どこかで見たことあるような、この猫のような人のようなカタチ。どこで見たんだろう?ジブリ作品にいたのかな?


過去も現在も未来も同じカタチ



生命が誕生する始まりの神秘的な時間。性の営みのカタチは太古から変わりませんね。しかし、昭和の漫画に出てきそうなタッチ。LINEスタンプにもありそうですね。


二重の顔


右側は人間に近い顔、左側は鼻から口へ蛇のようなものが流れる、動物に近い顔。

3000年前のアンデスに暮らすシャーマンが魔術的な変容を遂げてる様子を表したカタチなのではと言われています。

シャーマンは動物に変身したいというより、動物の視点を手に入れようとしたのではないか。猫や蛇の世界と繋がり、これからが持つ強力な世界にアクセスし、地上における自分の力を強化しようとしたと考えられているそうです。性格の表裏など、誰しもが幾つか顔を持っていますよね。

私の場合、グラフィックデザイナーの顔、版画制作するときの顔、接客業をする時の顔、ボケーーーっとする時の顔、美味しそうな食事を目の前にした時の顔は違います。


裏原宿で見かけそうなアンデス


裏原宿のシルバーアクセサリー店で見かけそうなカタチ。漆黒の世界を見ているような眼。

牙を見せ相手を威嚇しているような表情。しかし耳元を見ると猫のような動物の耳飾りをしていますね。

アンデスではネコ科のジャガーやピューマは地上最強の捕食者。

この眼の奥に、もしもネズミが住んでいたら。なんだか可愛らしいかも〜。


友人の顔に似ていて、親近感を覚えたアンデス


アメリカ人の格闘技家の友人にとても似ていて、つい親近感を抱いてしまったこちらのカタチ。

苦悩なのでしょうか。それとも酸っぱい大きな梅干しを食べているのでしょうか。

耳飾りは蛇ですね。アンデスにおいて蛇は地下世界に入り込むことのできる生き物として象徴されていたそうです。またクネクネと蛇行したカタチから川にも例えられ、水を変化させる力を持つものとしての意味もあったようですね。


アンデスのおつぼね様


「経費精算は月末までに必ず提出してって、私言いましたよね?」と口を開きそうなアンデスのお局様のような風格をしているこのカタチ。

古代アンデスの地で経費精算が行われていたかどうかは別として、このすぼめたクチバシと組んだ手で、そして左に僅かに傾いた顔、これがお局様です。

フクロウは天井世界と夜をつなぐシンボル、だそうです。


近未来のカタチ

農業に大きく依存していた古代ペルー社会では、地上に生息する人間やそれ以外の生物との間だけでなく、地下や天上世界の住人とも交流していると考えられていました。生命に必要な熱や光を与える太陽。農地を潤し大地を豊かにする水。人間の生活は、この世界の望ましいバランスを常に探し続けるもの。そのバランスの探求の過程で創造されたカタチが、現代では遺跡として芸術鑑賞の対象となっていますが、気候・環境変化の激しい現代だからこそ、単に過去のものではなく、私たちの近未来を映し出したカタチとして見ることもできますね!


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