【いざ伊勢神宮へ!】神の住まう都,お伊勢参りの旅 ⛩️

2025/8/6(水)

先日、三重県にある伊勢神宮を参拝してきました。内宮の正宮に祀られているのは、日本の最高神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)。神社に奉職している身として一度は訪れたい念願の場所でした。

※ 神宮では外宮から先にお参りするのが習わしとされておりますが,8月の猛暑と自身の体調を考慮して今回は内宮へお参りしました。次は外宮(げくう)もゆっくり巡って、伊勢神宮全体のご神気に触れたいと思います。


■ 神宮参拝前に子鹿に遭遇!

前日はお宿で早めに就寝し早朝から伊勢神宮へ。車での移動中なんと、森の中から野生の子鹿が!参拝前に『神の使い』である鹿に出会うという神秘的な体験をしました。


■ 伊勢神宮・内宮に到着

早朝は参拝者も少なく、より神聖な雰囲気を感じられておすすめです。


■ 宇治橋を渡って神域へ

内宮への入り口である宇治橋は『日常世界と神の世界を繋ぐ架け橋』となっており、二十年に一度架け替えられます。その際に万度幣(まんどぬさ)と呼ばれる祓いの気を込めた幣が収められており、参拝者は宇治橋を渡るだけで清められます。ちなみに万度幣が納められている場所は,入り口の鳥居から左手ふたつ目の擬宝珠の中。帰りに触れてみるのもいいかもしれません。


■ 5500へクタールもの原生林が広がる

宇治橋を渡ると、まるで別世界に踏み入れたような静けさが広がります。長い参道を歩きながら目に入るのは美しい庭園と深い森。ご社殿を中心とした神域は2000年前の鎮座以来,斧を入れない禁伐林となっており,ご正宮へと向かうにつれ次第に身が引き締まります。


■ 五十鈴川の清らかな流れに癒される

清らかな五十鈴川でまずは御手洗場(みたらし)。手と口を清めます。昔ながらに川の流れで手水できるのは大変貴重。透明感ある水と一面に広がる日本の原風景に心が奪われます。



■ 正宮で『感謝』を捧げる

石段を上り玉垣南御門の前,白絹の前で参拝します。私はこれまでの人生を振り返り日頃の感謝をお伝えしました。厳かな社殿の前で静かに手を合わせると、自然と背筋が伸びて言葉では表せない神聖な気持ちになりました。



■ 神楽殿で御朱印とお守りを授与

華やかなデザインの御朱印も素敵ですが、洗練された御朱印は大変厳かです。開運を祈願した巾着型の鈴守りも素敵。


その後は別宮へ参拝をし,天照大御神の荒御魂(あらみたま・積極的で活動的な側面)をお祀りする荒祭宮(あらまつりのみや),山の神である大山祇命(おおやまつみのみこと)を祀る大山祇神社、そして妹神である木花開耶姫(このはなさくやひめ)を祀る子安神社にもお参りしました。


■ 参拝後はおかげ横丁へ

参拝を終えたら、ぜひ立ち寄りたいのがおかげ横丁。風情ある町並みが続き、赤福や伊勢うどんなど名物グルメを楽しめます。今回私は、赤福本店でできたての赤福餅と赤福氷をいただきました。参拝での暑い中、火照った体に氷のひんやりとした冷たさと餡の甘さが染みました。

餡に付けられた筋は、内宮を流れる五十鈴川のせせらぎをかたっどっているのだとか!抹茶蜜のかかったかき氷の中には特製の餡とお餅が入っていました。冬限定の赤福ぜんざいも食べてみたい・・・!


■ 夫婦岩(めおといわ)で良いご縁を

さらにひと足のばし内宮から車で8km、神宮と合わせて参拝しさらなる運気上昇につなげました。かつて参詣者がお伊勢参りをする前にこちらの二見浦の海水を浴びて禊ぎをおこなう習わしがあったことから、禊ぎの地と言われています。良縁や縁結び、夫婦円満のご利益があるとされています。

手水舎や境内には猿田彦大神の使いである蛙が。水中から顔を出す満願蛙に、願いを唱え水をかけると夢が叶うといわれいますよ。



■ “日本人の心のふるさと” 伊勢神宮

伊勢神宮はただの観光地ではなく、厳かな空間に自然と心が整う特別な場所でした。「また訪れたい」と思わせてくれるのが、伊勢神宮の不思議な魅力。皆さんも,ぜひ一度この神聖な空気を感じに訪れてみてください。


伊勢神宮のHP

https://www.isejingu.or.jp/

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する