第135回須賀敦子輪読会
2025/1/23(木)
全集3巻、エッセイ、「街路樹の下のキオスク」「ヤマモトさんの送別会」「古いハスのタネ」を読みました。
街路樹の下のキオスクは1996年に毎日新聞に掲載された作品です。
イタリアで販売されている新聞の名前が並びます。
3年ほど前までは、ずーと、新聞をとっていましたが
最近はやめてしまいました。
時々、コンビニに買いに行きます。
毎回、違う新聞を買ったりして。
それでも、読まない時があったりします。
私は、このエッセイから
一緒に旅をしたプラハのホルプ先生を連想しました。
どこにいても、2誌の新聞を読まないと落ち着かないようです。
新聞を読むことから一日がはじまるのですね。
歴史学者なので、特にかも。
ポーランドのブラツワフという街に行った時
小さなホテルだったのでホテルで好きな新聞が入手できなくて
ちょっと、イライラしていました。
街中に、ポーランドのキオスクを見つけて
新聞を買うことができて
いつもの先生に戻った顔を
この作品を読みながら思いだしました。
「古いハスのタネ」は、読み切っていないで
輪読会に参加して
その展開に戸惑いました💦
ダンテの「神曲」を扱っているので
かなり難解、感覚ではわかるのですが
感想を自分のことばで表現するのには
もっと、もっと、読み込まなくては・・ということで
次回までの宿題となりました。
時には一度では読みこなさないことも
大切と思いました。
*画像は、ポーランドのキオスク。
須賀作品では、プラタナスの木の下にミラノのキオスクがあるのですが、
写真の木は何だろうか。