「東京湾の船釣り(アジ)は何歳ぐらい釣りができるか?」について
2024/8/27(火)
よく質問いただくのが、「東京湾で船のアジ釣りは何歳ぐらいからできる?」という点です。
これは、オモリの重さと釣り方をふまえて考えるのがわかりやすいです。
▼アジの釣り方も色々
<東京湾のアジ釣りとオモリの重さ>
①釣り公園などの岸釣りでサビキなどで小あじを狙ってアジ釣りをする場合
→オモリ3号(約11g)
②横浜沖で軽い仕掛でアジを狙う場合(ライトアジ=ライトビシアジと呼ばれます)
→オモリ30~40号(150g)
③横須賀沖で重い仕掛けでアジを狙う場合(ビシアジと呼ばれます)
→オモリ130号~150号(約560g)
▼それぞれ説明していきます。
①はオモリが軽く釣れる魚も小型がほとんどのため、巻き上げも軽いです。
また巻き上げる深さも10m以内(だいたい5m以内)のため、小学校1年生ぐらいであれば十分楽に巻き上げられます。
ただし、仕掛けの針数が多い場合は絡んでしまうこと多いです。
②は船釣りですが、比較的潮がゆるやかで浅いエリア(~30m、だいたい20m以内)を釣るため道具が軽いです。
だいたい小学校2年生くらいから一人で「手持ち」で釣りができます。
竿を手に持って自分の手で巻くため、魚の引きもダイレクトに感じられ、自分で釣った感の強い釣りです。
釣れるアジは20~25㎝が平均なのですが、25cm前後のアジが2尾かかったり、40㎝以上のアジやサバ、大きなヒラメやサメ・エイがかかるとかなり巻き上げの負荷が生じます。
そんなときは、小学校中学年以上でないと巻き上げが大変なくらいです。(大人のサポートが必要)
③はエリアの特徴として潮が速いことが多く、季節により深場(~90m)も狙うためオモリが非常に重いのが特徴です。
MAXでオモリの重さが約560gもあります。
だいたい30㎝ぐらいの大アジの重さが250gぐらいなので、はじめから大アジ2尾(ペットボトル1本分ぐらい)が仕掛けについているぐらいの重さがあります。
また、重い仕掛けに対して、潮が速いため巻き上げが非常に重く、大人でも手持ちで釣りは困難です(95%ぐらいの人が電動リールです)。
ではどうするかというと、電動リールをつかって、竿を竿受けに固定して自動的に巻き上げるようにします(手巻きも可能)。
置き竿で、竿先のアタリを視認にしてからスイッチオンで自動巻き上げする釣りだと思ってください。
これは②の手持ちの釣りより釣趣(釣りを通して得られる面白さ)が下がると考える人もいます。
では、あえて③のエリアで釣りをする人がいる理由はどこにあるのか?
これは、平均的に②のエリアより大きいアジを狙うことができる(深場の場合)という点です。
40㎝を超えるアジはオモリの重さと潮速の速さから非常に強い引きをします。(手持ち&手巻きリールにするとよくわかる)
実は③は完全に置き竿にして電動リールで巻き上げるため、小学1年生くらいでも操作に慣れれば十分釣りはできます。
ただし潮が速いため、オマツリ(仕掛けが絡む)は②の釣りより多くなります。
▼再度東京湾のアジ釣りで釣りができる年齢と特徴をまとめます。
①釣り公園などの岸釣りでサビキなどで小あじを狙ってアジ釣りをする場合
→オモリ3号(約11g)。小学1年生でも楽に巻き上げられる
②横浜沖で軽い仕掛でアジを狙う場合(ライトアジ=ライトビシアジと呼ばれます)
→オモリ30~40号(150g)。小学2年生ぐらいから一人で釣りができる。手持ち竿のためアタリがダイレクトに感じられる
③横須賀沖で重い仕掛けでアジを狙う場合(ビシアジと呼ばれます)
→オモリ130号~150号(約560g)。仕掛けは非常に重いが置き竿+電動リールのため、案外小さい子供でも対応できる
(潮速によりオマツリは非常に多くなることがある)
今回は、「東京湾の船釣り(アジ)は何歳ぐらい釣りができるか?」についてまとめました。
▼ご自分でもっと釣りを学んでいきたいという場合は、ORETSURIにノウハウ記事があるので、チェックしてみてください!
②横浜沖で軽い仕掛でアジを狙う場合(ライトアジ=ライトビシアジと呼ばれます)
https://oretsuri.com/tokyo-wan-lt-aji
③横須賀沖で重い仕掛けでアジを狙う場合(ビシアジと呼ばれます)
https://oretsuri.com/bishi-aji
▼ORETSURIが運営しているはじめての船釣り体験では主に②の釣りを案内しています。だいたい7歳ぐらいから一人で手持ち竿を巻いて釣りができます。3~6歳ぐらいは親御さんと同じ竿で楽しむことができます。