宮崎県新富町約1800人に1人が参加してくれた(20歳以上推定)
2020/1/26(日)
昨日(1/25)は、国の地方創生優良事例に選出された地域商社『一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(宮崎県児湯郡新富町、代表理事:齋藤潤一:こゆ財団)』様とともに、新富町観光事業創出セミナー(第一回)を行いました。
この日は、冷たい雨。
定刻の13時までに、お越しいただいた方は、宮崎大学の観光に関連ある学部の大学1年生の女性お一人。
正直、今回は、終わったなと思いました。今回のセミナーは事前の打ち合わせでは、かなりチャレンジャブルな内容にする方向を提案していました。(TABICA地域コーディネーターとしての活動)
この地域で、TABICAで最初にパイロット版で公開されている、ユニークな9つの体験ツアーは、主に事業者の方が中心となっています。
首都圏と違い、地方では、一般的に体験ツアーの提供者は、第一次産業関連の方が多いです。
今回は、第三次産業の方や、会社員、主婦、定年後のシニア、元気な高齢者を巻き込むチャレンジでした。「地域資源とは、自然資源だけではなく、地元の人も重要な資源」というコンセプトです。しかも、今回は、TABICAらしく、すべて個人名で登録します。
しかし、13時の時点の参加者が1人。人口が約1万6千人の町では、このようなコンセプトでは、無理なのかもと思いました。
しかし、その後、徐々に増え始めました。(聞くところによると、同じ館内ではありますが、ルームのチェンジの案内が行き届いておらず、当初のルームの前でお待ちいただいていたとのこと。ご迷惑をおかけしました。)
最終的には、事業者の方を含め5人が集まりました。
『こゆ財団)』様は、東京始め、様々な場所で、人気のセミナーやイベントを開催して、いつも大盛況です。
今回は、純粋な町民の募集でした。
宮崎県新富町の人口に対して、20歳以上の方の推定が約9千人とすれば、1800人あたり1人が参加してくれた事になります。この割合は、私にはとても嬉しく感じました。
一番、最後に入室したご夫婦は、最近Airbnbで民泊を始めたとのこと。しかも、急遽、参加を決めたとのことでした。
それは、昨年11月に千葉市で講演した【ガイド実務研修】の準備をお手伝いした、パソナの関係者のお二人が、続けて、このセミナーのちらしを見て、この人の話は面白いので、聞いたほうがいいですよ。と言ってくださったから、急いで来たとのこと。(パソナのお一方は、この日の15時の飛行機で帰られたとのこと)
実質的に、昨年(2019年3月)の「資格がなくてもインバウンドのツアーガイドになれる本」の出版から、25年以上関わった、IT業界から、観光業界に飛び込んだ自分は、当初は、観光業界に知り合いや協業できるパートナーが、いませんでした。
この1年で、色々な方々のお世話になりました。今回も、このセミナーを推薦してくださったお二方には、心より感謝いたします。
以下の写真のように、最後までお残りになってTABICAのホスト登録をなさった方もいらっしゃいました。
そして、驚いたのは、皆さん、「こんな地方で作った体験ツアーに参加する人が来るんだろうか?」と話す一方で、インバウンドへの関心が高かったことです。
お聞きすると、英語は得意でないし、機械翻訳を使うとか、お子さんが韓国語が話せるので、その方向の体験ツアーができたらいいなとか…。語っています。
急遽、インバウンドの体験ツアーの話題も多めに入れました。
正直、IT業界含め、大小、様々な場所や会場で講演やセミナーを数百回以上やったと思います。今回のプレゼンの準備や、実際の話す内容の構想は、ベスト3に入るほど、苦しみました。
色々、知識は身につけたつもりでしたが、参加した方の生のお話をお聞きして、もっともっと、かなりの地方へ行って、話してみたいと思いました。
この記事をお読みの方で、日本人向け&インバウンド向けのハイブリッド体験ツアーやガイド、体験ツアー造成のサポートに興味ある自治体や、会社の方は、ぜひ、ご連絡ください。
次回は、2020/2/29(土)、お披露目やまとめのセミナーは、3月14日(土)か3月15日(日)を検討しています。
★注目【2020/3/20追記】