7月の土用干し。田んぼの水をカラカラに
2023/8/1(火)
稲の生長がだいぶ進みました。草の背丈が伸び、分げつ(茎数が増えること)が進むと田んぼの水を抜きます。
地域によって実施方法や名称は様々ですが、ここらでは「土用干し」と呼びます。
「土用の丑の日」の「土用」と意味は同様、夏の(大体)土用期間に実施する水の管理です。
方法は水路から一切の水の流入を止め、田んぼをカラカラにするだけ。
1週間くらい実施します。乾かし過ぎると枯れてしまうので程々に。
私の田んぼでの土用干しの目的は稲の分げつを程々に止める事。
過剰に分げつすると、穂(コメ)に行くはずの栄養が草に行き過ぎます。
もう一つは土中に酸素を入れ根の伸長を促すこと。
水を張ったままだと土の中は酸欠状態になり、根の伸長を阻害します。
根がしっかり張らないと強い風による稲の倒伏を招いてしまいます。
最後に、普段は田んぼでカモが勝手に泳いでいたりしますが、色んな来訪者が来てることも知ることができます。
田んぼも残すところあと1ヵ月半くらい。
今年は残暑も長引くとのことで長く暑い夏になるようなので、皆様も体調には気を付けてお過ごしください。