今は亡きじいさんに繋がる隧道~沼津市•旧三津坂隧道

2023/6/15(木)

こんにちは。

iPad復活しました。

オンラインまた再開していますので、よろしくお願いします。

さて、今日のおはなし。

亡くなったじいさんは、大正6年東京生まれ東京育ち。

小さいときからよく伊豆に遊びに行っていたようで、伊豆長岡の温泉街からお兄さんと一緒に三津坂を歩いて三津で海水浴をしていたらしい。

昔の人はよく歩くはねぇ感心してしまう。

そして、そのじいさんが歩いたのは今の三津坂のトンネルではなく、旧三津坂隧道。




今は使われていないが、伊豆で一番古い隧道(トンネル)で、一時はもっと荒れ果てていたようだが、保存したいという有志の人たちにより整備されている。有難い。



隧道の出口が見えて、思ったより長くない。

じいさんとお兄さんも、この隧道を通り、この隧道を見たんだなと思うと、着物を着た小さいじいさんとお兄さんが歩いている姿が見えそうな気がして、この隧道はじいさんと繋がっている気がした。




じいさんとばあさんは東京住みだったのに頻繁に伊豆に行き、母は小さいときから伊豆の英才教育を受け、「伊豆の人だったらいいわ」と伊豆に嫁ぎ、私が生まれ、現在私はこんな事になってしまった。

母がすぐに行けるようにという理由だったが、最後は修善寺の日赤病院で息を引き取った。

最後の場所が伊豆だったのが不思議だったし、伊豆で良かったんじゃないかと思った。


文化財を残すのは歴史的価値がうんたらとかあるけど、その人の思い出を残すことかもしれない。

じいさんへ続く隧道、残してほしいと勝手に思った。



 


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