音のヘルツや波形と音の不思議な感覚の話

2023/4/29(土)

今回は、音の周波数と、その聴こえる音がどれくらい違うのか、

それを知ることは、もしかしたら全く違う世界を見ることになるかもしれない、

それくらい音の響きには違いがある、というお話です。

とはいえ、専門的なことは端折り、

どんなふうに違うのかを知っていただけるよう、

世の中にはこんな違う響きの音があるよ、

ということだけ知っていただけたら、と

書いていきたいと思います。



現代の音について、学生さんに

音には、決められたHz(ヘルツ)の高さがあり、

その音ばかりを耳にしているので、他のHzの音を聞く機会も、

それ以外の音があると知る機会もないからもったいない、

という話をすると、皆、ポカンとします。


実はみんなが現代で聴いている音は440Hzという高さで決められた高さの音です。

(詳しいことは、端折ります^ ^)


今の音の高さは、

ラの音を440Hzという高さで決めますよ、とある時期に決められました。

例えば、テレビやラジオの12時の時報の音が、440Hzのラの音です。


ところが、昔は全然違う高さの「ラ」で音は調律され、演奏されていました。

歴史的なことも端折りますが、

例えば昔の人、オペラで有名なヴェルディや

教育者、神秘学者として知られるシュタイナーなどは、

ラの高さを432Hzという高さで揃えていました。

今よりだいぶ低い「ラ」の音になります。

わたしは、実際音を聞いてみるまで、ここまで音の響きが違うもので、

実はものすごい影響を受けているのだと

気がつきませんでした。



クリスタル(水晶)でできたハープで、「クォーツ・フォン」という楽器を買いに行った時のことです。

長く使う大切な楽器なので、ラの音が442Hzで作られた方のクォーツ・フォンを買いに行ったものの、

一応、432Hzのクォーツ・フォンも売っていたので、音を聴かせてもらうことにしました。

442Hzは、440Hzよりは少し高い音ですが、他の楽器と合奏できる範囲の高さの音です。

でも432Hzまで低いと、他の楽器と一緒には、音が低過ぎて一緒に演奏できないので、

合奏もしたかったので、442Hzの方の楽器を買うつもりだったのです。

ところが!


いやー、聴いてみると、432Hzの響きは、なんとも、とろ〜んと、眠くなるような、

ふわ〜んと、落ち着いて安心してしまうような音なのです!


あまりの音の違いにびっくりしました。


確かに、YouTubeでクォーツ・フォンの演奏をよく聴いていたのですが、

「同じクォーツ・フォンなのに、何で硬い音と、柔らかい音で波のように音が揺れて広がる違いがあるんだろう」と

常々思っていたのです。 

演奏者の方の、力の加減や演奏の違いかな、と思っていましたが、

この音の高さの違いでした。


聴くとわかるのですが、

442Hzの音は、432Hzの音より、硬くて、

響きが少し止まり、

若干、聴き比べると、身体が緊張する感じになります。


これは、440Hzだと、もっと顕著です。


ただ、現代では442Hzくらいの高さでないと、なかなか他の楽器と合奏ができません。

432Hzまで低いラの音だと、音が狂った感じに聴こえます。

調子っぱずれの音、という意味です。

なので、他の楽器と合奏できないのですが、

あまりに音の響きが良かったので、432Hzのクォーツ・フォンを買って帰りました。



ほんとは二台買って、一人用、合奏用揃えられたら、それがいいかもしれませんね^ ^

でも、それくらい音が違います。


また、ある時わたしは、

エラールという、日本でも数台しかないと言われる、純正律という音の調律をしたグランドピアノのような楽器の演奏を聴きに行きました。


そのイベント自体、日本でも珍しく、

生の純正律という音の調律をしたピアノの音を聴く機会ということ自体珍しいことでした。


エラールというのは、まあ、ピアノのようなものですが、純正律という

音の振動数がピッタリ合うよう調律されたピアノです。

普通のピアノは、平均律という、調律をされていて、

ドから上のドまでの間を、

「だいたい同じ幅になるように、12個に分けた」

音の組み合わせで、音が鳴っています。 

なので、だいたいで音を「ドレミファソラシド」に割りふっているので、

実は響きが、にごっています。

(ここも、音楽理論は、端折ります)


なので、人間は完全に調和した響きや振動を聞き分け、

それを心地よいと感じる鋭い感性を持っているので、

この「音のにごり」に、本当は違和感を感じるのです。

ただ、純正律という、音の響きがピッタリ合っている音だけの音楽を聞くというチャンスすら、ない状態なので、

普通の人は、にごった音が普通になっています。

ただ、バイオリンなどの、弦楽器をしている方は、自分で音を自分の耳で聴き分けて調律しているので、

音を調律しながら演奏する人は皆、

この辺の音の違いには、めちゃめちゃ敏感で、すごいです。

ですが、合奏のために、純正律という音の振動がピッタリ合ったチューニングはできませんので、

やっぱり、最終、音が少しにごったところも入ってしまいます。


そして、エラール。


純正律だけで、揃えて演奏をするのは、

いろんな条件がいるため、なかなか成立しないことなのですが、

(この辺の音楽的なことは、長くなるので端折りますが、調べると面白いのでぜひ!)

初めて聴いてみて。。。


すごかった!!



震える感動!ということはなかったのですが、

とにかく、不思議な感覚で、 

初めて聴いた音、

初めて音で感じた感覚でした。

これまで、コンサートホールで、

ピアノで例えば「ドミソ」のCの和音コードが鳴り、

それを、聴いたとします。

あー、響いて、広がって減衰していって、きれい。

という感じですよね。普通に。

ところが、純正律で揃えられた「ドミソ」の和音が鳴ると、

音がなり響いて、広がるけれど、その音の波のうねりが、皆同じ方を向いていて、

ある地点に来たとき、みんなで揃えたように重なり合い、

一つの塊になって、

一音のようになって、

スッとまとまってパッと減衰して消えるのです。


!!!

なんなんだ、これは、

この響きは。。。???


が、その時の感想でした。

音が皆、一点にめがけて、

ある地点で、一つになって、

スッと消える。

それも、上向きに。


これまで聴いていた音ってなんだったんだろう、

というくらいの衝撃でした。



前の音が悪い、とかではなく、

こんな違う種類の音があったんだ、

という衝撃です。


丁度、Nassim Haramein という科学者の方が振動の波形を視覚化した動画を出してくれていたものが、

この純正律の音の波動から感じた波動の仕組みとピッタリだったので、

シェアさせていただきたいと思います。

(動画をスクショしたものをお借りしました。

Nassim Haramein氏の公開されていた動画より)







平らな振動面が、一つの振動で、

波打ち、また、一つに戻っていきます。


これが、12平均律のピアノの振動だと、

最後は、少しずれたまま、音が完全に重なることなく、広がりながら、減衰していく、という感じなのです。 

ところが、音の振動の比率がピッタリ重なりあうように純正律で調律されたエラールというピアノでは、

この図のように、音が完全に調和して一つの場所に重なって戻るのです。

とても不思議で、感動しましたが、

実は、純正律の音は、最初の音を聴いた時は、

ちょっと音が外れて、くるったように聞こえるのです。

そして、ずっと聴いていると、その音のピッタリと重なって消える感覚が心地よく、

こちらの方をずっと聴いていたい、という心地になりました。

本当に不思議な感動でした。 


わたしは、音大には進みましたが、

耳はよくないし、

聴音もできないし、(音の聞き取り)

音楽のことも知らないし、

ただ、歌うことと、海外の映画音楽やバンドの音楽が好きだったタイプなので、出来の悪い生徒でしたが、

音楽や音が好きなので、音の振動についての不思議は、わかるまで、どうにか知りたいと、いつも思います。


なので、この体感の違いの不思議に触れると、

感動しますし、面白いので、

いつも面白い話は、生徒さんに伝えたいと思います。


違う音が世の中には沢山あることを知るだけでも、

音の楽しみ方が変わると思いますので、

ぜひ、YouTubeでもHzの違いの聴き比べなどありますので、

聴いてみてください^ ^

(でも、ホールでの響きはやっぱり、そこで聴かないと、なので、stay homeがあけた暁にはぜひ^ ^)


わたしたちは今、緊急事態宣言でstay homeと言われ、とても狭い檻に入れられたように思うかもしれません。

でも、やっと、ほんとに自分にとって

大切なもの、

こと、

時間、

人、

音、

を、対比によって、知ることが、

いや、思い出すことが

取り戻すことが、

できる時だと思います。


わたしも、長い間、440Hzの音しか知らなかったからこそ、

違うHzの響きの素晴らしさを、

音大劣等生だったのに、感じることができた。

この対比の時間とチャンスを、

ほんとの魂の響きを知るために、生かしきって生きましょう^ ^

他にも、音のビックリがまだまだありますので、

別の機会にもシェアさせてください^ ^

「音のヘルツや波形と音の不思議な感覚」の話でした。



ありがとうございました。


今日も楽しい一日でありますように。



  • #音楽
  • #感覚
  • #授業
  • #不思議
  • #stayhome
  • #音
  • #周波数
  • #シュタイナー




水晶でできた楽器クリスタルボウル親子体験イベントを、5月28日におこないます🥣✨🥣

ぜひ、遊びにいらしてください✨

お待ちしております✨🥣

親子体験・水晶の楽器をさわってみよう!奏でてみよう!クリスタルボウル | aini(アイニー)

子どもに音楽を楽しんでほしい。 子どもに音楽好きになってほしい。 子どもと一緒に音楽を楽しみたい、という保護者様✨🥣✨


https://helloaini.com/travels/43097


そして、お子さまたち!!💕

お待ちしております✨✨✨


いつもありがとうございます❗️


今日も楽しい1日をお過ごしください✨


戸張碧月



✨✨✨✨✨✨✨✨🥣✨✨✨✨✨✨✨




YouTube


https://youtube.com/@user-qo3mf1ri5r


BASE SHOP

https://root88.thebase.in/


Twitter

https://twitter.com/@flyingpan88


facebook 戸張碧月

https://www.facebook.com/profile.php?id=


https://youtube.com/@tobarimoon6217


#音楽

#水晶

#クリスタルボウル

#親子イベント

#aini

#親子体験 #国立市 #おでかけ #雨の日遊び #子どもとお出かけ







この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する