フジザクラ（マメザクラ）開花しました

先週はどの木もこんなつぼみだったマメザクラ。地域のこだわりでこの辺りではマメザクラとは呼ばず、フジザクラです。↓

フジザクラ開花です！このサクラ、花が葉と同時に展開します。

花は小さめでもちゃんとサクランボになります。これらの花は次世代を残すために働いているということですね。人間によって植えられたのでも、人間のために咲いているのでもありません。よく見ればオシベとメシベの長さは木によって違いがあります。一見皆同じに見えても個々の植物には個性があるということがわかります。自分の目で確かめるって大切。

ソメイヨシノと比べたら貧相と言われるかも。でもこれが自然。

桜の木の横でシカの親子が佇んでいました。ふだんは憎っくき？シカです。もちろんシカが悪いわけではないことはわかっているのですが、、､　穏やかな春の日。

↓明るい落葉樹林の春を告げるコブシの花。コブシは太陽が大好き。だからどの木よりもはやく高く伸びていきます。コブシは葉の展開前にまず花を開きます。森の中で一際目立つ白。コブシにとってそれは生き残り戦略の一つ。今、フジザクラとコブシが競って咲いています。

少しずつ植物のことをお知らせしていきたいと思います。なかなか私の企画するプログラムの日時は不定期で定まらないのですが、それでも「生きるとは」ということを自然から学ぼうという仲間にいつか出会えることを楽しみに、このノートを書いていこうと思います。