ロープで遊ぼう!
2023/3/23(木)
イラスト左のかまどは、1本の木に巻き結びをして、綱の両端をよじり合わせ、もう1本と一緒に巻き上げる。2本の間を2回ほど巻いて、最後は端を巻き結びでとめ、できあがり。
2本を30度くらいの角度に開くと、縄がさらに締まり、安定する。最初にあまりキツく巻くと、足を開けなくなるので加減が必要。
二脚を、鍋をかけても大丈夫なように自立させるには、足元を埋め込むこと。かまどでないなら、横木を二脚にしばって固定すれば自立する。低く作ればベンチになるし、高く作ればテントの骨組みになる。
三脚にするなら、真ん中の木で巻き結びして、両側の木にロープを巻く。ただ巻くのでなく、編むように互い違いにロープをかけるわけだ。木の間に2度ほど巻いて端をとめるのは二脚と同じ。なべを吊るしてかまど、上に板を置いてテーブルと、応用範囲は広い。
長いロープと棒を用意できれば、縄ばしごが作れる。棒にロープを回して、ひねって端を通し、しっかり締める。それの繰り返しだ。秘密基地作りが始まる。高い枝から落ちないように、くれぐれも気をつけて。
棒がなくても、2つ折りにしたロープの両端で、40センチおきぐらいに本結びを繰り返せば、簡単な縄ばしごが作れる。
巻き結び
木の幹にロープを二度巻いて、からめるように締める。巻き結びは綱の両端にテンションがかかっていないとスルッと抜けることがあるので注意。
もやい結びはイラストのように木に巻くだけでなく、ロープの先に輪を作るのに最適。
カウボーイの投げ縄と違い、強く引いても輪の大きさは変わらない。輪を何にでもひっかければいいから便利だ。
ハンモックのロープの先に輪があれば、枝にかけるだけで設営完了したりする。
輪の大きさが変わらないことを利用して、体を支えられるようにしたのが2重もやい。2つの輪を分けて、脇の下と膝にかければ、ブランコを楽しめる。
まず、ロープで大きな輪を作る。その輪を枝に回してくぐらせればぶら下がりが作れる。下側で2重もやいを作れば、ブランコの完成。引っ張ってはずせるように細い補助ロープを付けておけば完璧だ。
斜面を落ちて上れない人を助けるのにも使われる結び方である。
イラストのように四角い布の中央にロープを縫いつけておく。このロープを、周囲の木から伸ばした細引きとつなげば、タープやテントが出来上がる。
こういうとき、ロープをつなぐのが、ひとえつぎ、ふたえつぎという結び方。
ロープというのは実に変幻自在。登山家、船乗り、釣り人、あるいは様々な民族の暮らしの知恵が凝縮されているのだから、こんな便利なものはありません。
イラストの左側では、薪の運びです。
参考サイト
大和海洋少年団
http://blog.livedoor.jp/jsf_yamato/