春を呼ぶお菓子セムラ(Semla)

2023/1/24(火)

街歩き「鎌倉路地裏カフェ散歩」では、訪問する先々でうれしいサプライズに遭遇します。

前回は、春を呼ぶお菓子セムラ(Semla)との出会い、がありました。

セムラはスウェーデンのお菓子。見た目はシュークリームのようですが、カルダモン香るしっかりした生地パンの上部を帽子のようにカットして、中にアーモンド、粉砂糖、卵白や牛乳でペースト状にしたアーモンドクリーム、マンデルマッサがたっぷり詰められています。

昔のスウェーデンには復活祭の前、45日間ほど断食をする習慣があったそうです。断食入りする前の火曜日を、"おデブの火曜日"フェッティスダーゲン(Fettisdagen)と呼び、人々は「みんなでセムラを食べて栄養補給をしておこう!」と、このお菓子をいただいたのだそうです。

宗教色はなくなり断食もしなくなった今も、スウェーデンでは一人当たり4-5個のセムラが消費されているとのこと。まさに国民的お菓子です。

セムラにはさまざまなバリエーションがあるとのこと。訪問先のお店では以前、ヘートヴェッグ(Hetvägg)という、ホットミルクに浸して食べるクラシックなセムラも用意されました。

街歩きツアーでまた遭遇できるかな?

春を待つ時期に、さらなる素敵なサプライズを期待する、路地裏カフェ案内人でした。


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