池上花暦　美しすぎるマユミの実

もう何年、この木を見てきただろう。

芽吹き、開花、紅葉、そして四角くピンクの愛らしい果実のなる晩秋。

美しすぎる！愛らしすぎる！

今年もまだ木に残っているかなあと年明けに見に行きました。

あるある、いっぱい、実がついている。

青空に映えて美しい。

マユミは山錦木とよばれるほど紅葉も美しい。

花は薄緑がかった儚げな花（人は素朴ともいう）、

マユミ大好きな私にはそれさえもいとおしく思えます。

けれども果実は特別。

こんなピンク色、見たことない。

望遠じゃないのが残念だけど、ついつい、何枚もシャッターを押してしまう。

葉が落ちて青空に果実の形が四角いとはっきりわかります。

撮影の後は、鳥や風が落とした儚げな果実を落ち葉の中に探します。

夢中になります。

古来より日本に自生。

木の質が緻密で粘りがあるので、古くはこの木で弓をつくったことから

「真弓」とよばれるようになったそうです。檀とも書きます。

どうか、末永く元気で楽しませてくださいね、マユミさん。

＜墓みちや花かと見えて真弓の実　鈴木白祇＞

寺町池上を歩いてみませんか

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