え!?私紋で銀行印が作れる!?
2022/12/22(木)
初めての英語開催
日本在住のフィリピン人3名をお迎えしました!
来日して4年〜10年とそれなりの年月を日本で過ごしているので、会話は日本語で十分に通じます。
しかし、ワークショップ冒頭でプレゼンするハンコの歴史は、さすがに日本語だけでは不十分よね?とワークショップ前日に気付き、慌てて英語版を用意。
課題提出前夜のような気分を久々に味わいました(笑)。
参加者の皆さんは、プログラマーやエンジニアとして普段はお仕事をされているけれど、趣味で漫画を描いたり声優をするなど多才な面々。ついつい雑談で盛り上がり過ぎてしまいました。
私、私紋で銀行印を作りたいんです
ワークショップの途中、一人の参加者が「私紋で銀行印を作りたいんです」と言うのです。
それは無理かなーと思い、調べてみるとこれが作れるんですね!
イラスト入りでも作れるそうで、むしろオリジナルデザインの方が偽造されにくいことから鍵としての役割は高そうなのです。
そう、鍵です。
ハンコの歴史でも触れていますが、紀元前、円筒印章は鍵の役目として約3000年間使われ続けてきたのです。
ただ気になるのが、名前をタガログ語の古い文字(現在は使われていない)で入れたので、見た目はイラストのみの印鑑となるわけです。
実際に使うのであれば、銀行に問い合わせてみないといけませんね。
(後日、銀行にお勤めの方に伺ったところイラストのみの印鑑でもOKとのことでした)
そして実印はどうなんだろう?と調べてみましたが、こちらはNGです。
姓名以外の文字や絵柄を入れての実印登録はできないそうです。
今回は外国人のお客様をお迎えすることにより、ハンコの再発見に繋がりました!
海外の人から見る日本のハンコは、日本人が捉えているハンコとは一味違って、もっと神聖なモノとして捉えているような気がします。
次はどちらの国から、私紋スクエアに来てくれるかな?