ナイフの種類と選び方

2022/12/17(土)

ナイフの種類と選び方をまとめてみました。どうぞ、参考にされてください。



シースナイフ

シースとは鞘のことです。シースに入れて携帯します。


ブレードとハンドルが一体になっており、頑丈な構造。


可動部分が無いので、バランスよく握れて、扱いやすいのが特徴です。そのため、ナイフの基本形ともいわれています。




フォールディングナイフ

ブレードをたたんでハンドルの溝に収納でき、携帯性に優れています。

シースナイフよりも短く、邪魔になり難い。


その他のナイフ


  • マルチツール 

フォールディングナイフの一種で、缶切り、栓抜き、ドライバー、ハサミなど、ツールを複数備えています。

  • フィッシングナイフ

魚をさばくためのナイフ。

  • フローリストナイフ(鎌形)

植物の茎や葉を切るための園芸用ナイフ。

  • ナタ

厚いブレードを持つ日本の伝統的な刃物。薪割をする際振り下しやすく、研ぎ直しが容易な炭素鋼素材のものが多いです。



ナイフの選び方



  • 汎用性が高く、扱いやすいものを選びましょう。
  • 手にハンドルが合うか確認をしましょう。
  • 携帯しても疲れない重さがベターです。

  • ブレードの素材と形状

    素材は炭素鋼、ステンレス鋼を用いているものが大半です。


    • 炭素鋼

    鉄と炭素の合金で、炭素の割合によって硬度が変わります。炭素の割合が多いと硬くてよく切れるのですが、サビやすくなります。


    • ステンレス鋼

    鉄と少量の炭素にクロムやニッケル、バナジウムなどの金属を加えた合金で切れ味も良くサビに強いのが特徴です。研ぎ直しは難しいです。



    形状

    ナイフの用途により形状は変わります。


    • クリップポイント 

    ブレードの先端上部を抉り取られている形状。多目的用途に対応し、尖ったポイントで対象物を抉ることもできます。

    • ドロップポイント

    ブレードの背の部分が、ポイントに向けて下がっているタイプ。こちらも多用途に使えます。


    ハンドルの差材と形状 

    ハンドルの素材はナイフの扱いやすさを決めます。滑りにくく耐久性のある差材を選びましょう。


    木製は手になじみやすいです。樹脂製は縁が丸く面取りされたものが多く、握ったときに手のひらに優しくフィットします。


    グラインド

    『グラインド』とは、ナイフブレードの刃の(実際に使われる)部分を差します。ブレードの形というよりは、ナイフの断面の形状と表現されることが多いです。

     

    ナイフそのものの切れ味や、切れ方/切れ具合を左右するため、ナイフ選びで最も重要視されるポイントでもあります。

     

    ナイフで使われている 代表的なスカンジブレード と フラットブレード の違いについてご紹介いたします。




    スカンジブレード

    ブッシュクラフトの発祥地である北欧地域の伝統的なナイフの形です。

    ブレードの約3分の1程度に、刃付けがされています。

     

    特徴:オールマイティナイフと言われるほど、切るという作業全般に対応しています。

    主な用途:薪割などのブッシュクラフト向き。

    フラットブレード

    全体的に平面になるように削られた形状のものです。

     

    特徴:スカンジグラインドには劣りますが、切れ味がよく、扱いやすいナイフです。

    主な用途:調理を目的とした作業に適しています。





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