野馬土手(野馬除土手)ってなに?
2022/9/7(水)
現在募集しております「千葉県・鎌ケ谷&松戸 #野馬土手 江戸と明治からの歴史絵巻を紐解く街歩き」
タイトルにも入れています「野馬土手(野馬除土手)」
大半の方が「なに?」と思われると思います。
歴史を知っている、勉強されている方以外は・・・(^_^;)
改めてご説明致します。
江戸時代、幕府は野馬、つまり野生の馬を利用しようと囲いを設けて
幕府直轄の牧場を幾つか創りました。
そして、周りの農民達の畑に、それらの馬が勝手に入り込まない様に
「土手」で囲いを創りました。それが「野馬土手(野馬除土手)」なのです。
幕府直轄の牧場は、今回ご案内する千葉県鎌ケ谷市や松戸市、またその近隣
そして、僕の住まいする静岡県沼津市愛鷹山界隈にもありました。
なお、愛鷹山界隈の「愛鷹牧」はうっそうとした林などの中でないと
その存在は確認が難しいもの。
一方で今回ご案内の「下総小金中野牧」は、新京成くぬぎ山駅から
ほど近い場所など幾つもご覧頂けます。総延長は当時150kmほどあったとか。
正面方向が新京成くぬぎ山駅方面で左側は住宅街、「野馬土手(野馬除土手)」
反対側は梨畑で、先日下見した際には中から「梨狩り」をされている方々の
歓声が聞こえておりました。
また、画像でもお解りの通り、舗装された道路沿いにあります。
こちらはもう少し先の場所で、先程の土手と違い
きちんと雑草などが刈り込まれています。
先程と違い、「野馬土手(野馬除土手)」の上に上がることが出来るので
その高さや当時を様子を感じていただくことが出来ると思います。
日本の歴史の中でも争いの少ない、また260年も続いた「江戸時代」
その一端を感じて頂く、また「スタディ」して頂く「スタディツアー」
「学びのたび」の側面も持っているのが
今回のツアーはじめ、歴たび舎のたびです。
ぜひ、ご参加をお待ちしております。