カトリック山手教会聖堂のステンドグラス・聖母子像
2022/7/14(木)
聖堂のステンドグラスを拝見した時、そこに描かれていたのがプラハで、
なんだかうれしくなってしまいました。
私はチェコ共和国が大好きで何度も通っていたからです。
絵の上部には、チェコ、プラハで親しまれている聖母子像。
祈っているのはヤポムクの聖ヨハネ。
下の方には、モルドウ川にかかるカレル橋。
背景にはプラハ城と聖ヴィート大聖堂が描かれています。
現地、カレル橋には、ヤポムクの聖ヨハネの彫像があり、
その台座のレリーフにふれると願いが叶うと伝わり、訪れた人がその台座を触っていくのでピカピカに光っています。
現存のカトリック山手教会は、1933年に建てられたゴチック式の聖堂で
設計者はチェコ人のヤン・ヨセフ・スワガーさん。
アントニン・レーモンドの設立した米国建築会社の一員として来日。
土木や構造技術といったエンジニアとしてのスタンスが高かったそうです。
生涯を通して敬虔なカトリック信徒とありました。
遠く故郷を思い、このステンドグラスをとりいれたのでしょうか。
(プラハから贈られたとも)
横浜でスワガー建築設計事務所を設立しましたが、戦時下となった1941年に日本を離れました。
<カレル橋からプラハ城、聖ヴィート教会 撮影:風花>
横浜を歩くと外国からやってきた人々の足跡に出会いますが、
横浜山手にプラハの凝縮されたデザインを見つけて、大好きなプラハのことを思いました。