胡蝶しのぶのモデルの蝶
2021/10/11(月)
昨日開催した高尾山の体験で出会った
アサギマダラという蝶です。
どこかで見たことがあると思う方もいるかもしれません。
この蝶の羽根はあの「鬼滅の刃」のキャラクターのひとり、
胡蝶しのぶの羽織りと同じ模様だからです。
この蝶は、キジョランという毒のある植物に卵を産みつけて
幼虫時代にその葉を食べて体に毒を蓄えていきます。
アサギマダラ自身はその毒は大丈夫です。
羽化して蝶になってもその毒を持っているので
それを知っている鳥たちに襲われたりしません。
だからものすごく優雅にふわりと飛びます。
胡蝶しのぶの毒を使うことや優雅な舞いなどの設定は
この蝶からきているんです。
今高尾山で咲いている写真のアザミや
シラネセンキュウやサラシナショウマなどの花の蜜を
たくさん吸って栄養を蓄えて
寒くなる前に、南へと渡っていきます。
その飛翔距離、1500km。
高尾山から九州や沖縄、台湾まで飛んだのもいます。
この蝶はまた来年7月くらいから見ることができます。
こんな蝶の他にも、「千と千尋の神隠し」に出ていた
釜爺(かまじい)のモデルになったと言われている虫も
高尾山で見られます。
高尾山は、昆虫が約5000種類もいる
昆虫の日本三大生息地のひとつなんです。
昆虫や生き物好き(ぼくもそんな子供でした)の
お子さんにぜひ来てもらいたいです。