はざがけでお米を美味しく・保存しやすく(牛のエサにも!)
2021/10/12(火)
9月19日・20日に稲刈りを実施。
2日間で60名近くの方にお越し頂き、無事全て刈り終えました。
刈ったイネは稲架掛けをします。
こんな感じで。
稲を乾かすのにはいくつか理由があります。
①籾を乾燥させ保存しやすい米に
一般的に適切なコメの水分量は14.5~16%(玄米で)と言われています。
水分が多いと保存したときにカビが生えたり傷みやすくなります。
逆に水分が少ないと胴割れというコメの割れを引き起こし、味が劣化します。
②イネの栄養を籾に集める
逆さに吊るすことで、イネが持つ栄養を籾に行き渡らせるらしいです。
稲架掛けをするとイネはみるみる茶色く。米はどんどん美味しくなります。
③藁を乾かし、牛のエサに
稲の乾燥が済むと脱穀をするのですが、これによりイネと籾が離れます。
籾は勿論米に、残った藁はどうなるかというとその殆どは牛のエサになります。
私の働く薫る野牧場では牛を通年放牧しています。
エサは山に生える草。
夏場は山に草が生えているのですが、冬は草がありません。
主に冬場のエサになり、牛乳生産に役立ってもらいます。
さて、次はいよいよ脱穀!
田植えから稲刈りまで手作業でしたが、ここからは便利な機械に活躍して頂きます!