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オンライン体験で使用する食品、材料をゲストに送るには?

オンライン体験で使用する食品、材料をゲストに送るには?

ainiのオンライン体験、日々進化!

最近では、ホストが事前に材料を送り、体験当日は送られてきた材料を使用し、オンライン上で繋がる体験が人気です。

 

ホストとゲストが一緒に、ハンドメイド作品やドライフラワーアレンジメントを作る体験、国内在住の外国人ホストが、事前にゲストへ母国のお茶を送り、体験当日は届いたお茶を飲みながら異国文化のお話を聴く体験、一流ソムリエホストがゲストにワインの情報とグラスを送り、体験当日はテイスティングをしながらワインの奥深さを知る体験などなど。

ホストのアイデア次第で、オンラインでも『見る』『聴く』以外の五感を使った体験が可能になります。

 

・・でも、送っていいもの、悪いもの、材料を送るときに気を付けることって?

今回の安心安全通信では、オンライン体験開催に関して、食品を中心に、材料を送る場合のルールをおさらいしましょう!

法律上送れないもの / ainiのルール

  • お酒
    • ホストが購入したお酒を再販売するなど、酒類を発送する場合、ホストは酒類販売業免許のうち通信販売酒類小売業免許を保持している必要があります。免許を持っていないホストはオンライン体験の際に酒類を販売、発送することはできません。

<これならOK!>

お酒を販売しているウェブショップのURLを共有して、事前にゲストに購入しておいてもらうことや、ご自身が上記免許を保持している場合はホスト自身で配送することも可能です

<ポイント>

免許を保持していないのにゲストホスト間で金銭のやりとりがあることがNG!免許を保持していない場合、ホスト自身がゲストから酒代をもらわない仕組みで行いましょう!

  • 生鮮食品
    • 衛生面のリスクを考慮し、鮮度が下がることによって食中毒が発生するおそれが強い食品(生鮮食品・野菜・果物・肉・魚など)の発送はainiでは原則禁止。

<これならOK!>

農家から直送するものは許認可を要しないケースもありますが、発送可能の可否は、必ずホスト自身で所轄の保健所に相談をして安心安全に届けましょう!

  • 個包装、生鮮食品でない食べ物
    • 加工品(個包装にパッケージされたもの)は許認可を要しないケースもありますが、仕入れた商品をホストが開封し、小分けにパッケージして販売する場合は所轄保健所の許可が必要となる場合があります。

<これならOK!>

基本的に、次の条件に当てはまれば許認可が不要となるケースが多いです。以下を参照しながら、あなたが発送したいものは大丈夫かどうか、チェックしてみましょう!

  • 販売時における、温度管理が不要であること
  • 容器包装に入れられた食品であること
  • 仕入れた状態のままであること

<ポイント>

食品の販売に関して、許可がいるかいらないか、は地域ごとに異なり複雑です。仕入れた加工食品であっても、販売したい場合は、必要な条件の有無について所轄の保健所に相談しましょう!

  • 海外からの物品、食品の発送
    • 海外から日本国内向けに商品送付が付随する体験は、税関、厚生労働省の法規制の観点などからainiで掲載することはできません。

<これならOK!>

体験開催時にに必要なものがある場合は、ゲストに購入先のURLを伝えるなどして、ゲスト自身で購入いただくよう案内しましょう!

 

★いずれも不安な場合は所轄の保健所に相談してください

通信販売許可のないホストの発送OK、NG例

◆「日本酒を語る」体験を開催したい!私のお気に入りの酒造の通信販売サイトURLを共有して、ゲストには事前に好きなお酒を購入しておいてもらおう!

OK⇒販売許可を持っている業者とゲスト間のやり取りになり、ホストは発送に関与していないため法律違反になりません。

 

◆食品衛生責任者登録はないけど、以前体験に参加してくれたゲストのみの「リピーター限定体験」なら、顔見知りだしいいかな!

私の手作りのクッキーとお気に入りの紅茶の茶葉を小分けにしてをゲストに発送しよう♪

NG⇒食品を作って販売する(体験料金に含む)場合、食品衛生責任者登録、上記の場合は菓子製造営業許可を取っている必要があり、それらが無ければ送ることはできません。

お住まいの市町村の保健所に確認の必要があります。もし、許可を得ないまま販売してしまった場合、法律違反や条例違反となり、罰せられる可能性もあるため、注意が必要です。

紅茶の茶葉の小分けに関しても先述した【個包装、生鮮食品でない食べ物】にあるとおり、必ず所轄の保健所に相談してください。

開催日・開催確定期限・予約期限の設定に注意しよう!

ホストは、

①発送先住所、氏名の確認

②発送(到着日数の確認)

③材料到着の確認

が可能な日数を加味して開催日・開催確定期限・予約期限を設定する必要があります。

沖縄など離島にお住いのゲストから予約が入る可能性もあるため、事前に配達にかかる日数を調べておき、余裕を持った設定にしておきましょう!

また、発送方法は無事に配達されたか追跡ができる発送方法がベター。メール便やレターパックなどが人気のようです。

宅配便で送る場合、送料着払いで送ることを体験紹介ページに記載しておくと、配送地域によって送料が違う問題を解決でき、体験料金に送料を含まずに設定できるのでおすすめです。

体験紹介ページには、発送のために取得した個人情報は配送以外で使用しない旨を明記し、ゲストが安心して参加できる配慮を行いましょう。

また、ホストも発送が完了したら速やかに情報を削除し、ゲストの個人情報を保持しないよう注意しましょう。

最後に

気を付けなければならない点はいくつかありますが、事前に食品や材料を送るなどして、

ゲストと「リアルな何か」を共有しながら開催するオンライン体験は、ホストの独自性を高める上でもとても効果的です。

「あなたにしかできない体験は何か」を追及して、ユニークなアイデアを組み合わせ、唯一無二の体験を開催してみましょう!

関連:【ホスト】オンライン体験の作成・開催時のガイドライン